慶長期の常陸守信舎の薙刀です。うぶで非常に健全です。なかなか信濃の新古境の慶長新刀は見ないので非常に珍しいです。地元の方に持ってもらえると刀も喜ぶんじゃないかと思います。素剣の彫りも全く摩滅は見られず、出来は出羽大掾国路に代表されるような作風でいかにも慶長新刀然としており大変好ましいです。信舎については美濃物ですが信濃、甲斐で作刀していたようです。長さもあり重く、女持ちではないでしょう。女性に振り回せる重さでもないと思います。刃も非常に明るく良い刀です。
コレクションとして持っていましたが、断捨離として今回処分することにしました。
ぼちぼちコレクションを整理していく予定です。
刃長 ： ５１．６ｃｍ

反り ： ２．６ｃｍ

元幅 ： ２．９ｃｍ  

元重ね ： ８．５ｍｍ

先幅 ： ３．２cm

先重 ： ６ｍｍ

地鉄 ： 板目流れ心、地景交じり地班状の写りたつ    

刃文 ： 互の目丁子に蛙子風の刃が交じり沸づき、金筋、足、砂流し入り冴える。

帽子 ： 直に掃きかけ心

銘  ： 常陸守信舎

拵え ： 白鞘

疵欠点 ： 致命的な欠点無し

備考：この刀が登録されている都道府県教育委員会に２週間以内に名義変更を行ってください。（2023年 7月 23日1時 11分 追加）地班映りではなくて、沸映りです